昏夢のなかで

25年ぶりに

2019.04.26

約25年ぶりにシンガポールに行ってきました。目的はあの「有名なプール」でバタフライを決めるためです。(笑)四半世紀前は街中が足場だらけで発展途上の国といったイメージだったのですが見違えるような変貌を遂げていました。

シンガポールというと「自由貿易」という言葉からなんとなくゆる~い国を想像してしまいますが実質は「独裁国家」です。言論の自由は100パーセント保障されるわけでもなく、徴兵制度もあります。もちろん街を歩いていてここが独裁国家であると意識する場面はまずありません。地下鉄はきれいで東京のように混んでいないし、くたっとしたサラリーマンみたいな人も見かけませんでした。道を尋ねても現地の人はとても親切です。大卒の初任給も日本の1.5倍程度とのこと。独裁者のトップダウンで見事に、そして急激に発展をとげたシンガポール。多民族国家でありながらも民族間の紛争はないそう。現地のガイドさんがその理由をこう述べていました。「当局が事前にそのような情報を得ると徹底的につぶしにかかるから」だそうです。多少物騒な言い回しではあります。やはりここは明るい北朝鮮なのか?でも街は紛争も事件もないから警察官の姿さえ見ることもないくらい平和そのものでした。

自由ではあるが大事なことがなかなか決まらない日本と独裁国家だけどハンパないスピードで進化するシンガポールどっちがいい?

でもシンガポールも観光客が行かないような場所に潜入してみるとものすごい貧富の差を感じるし、当たり前のことだけど親切な人ばかりではありません。国民の幸福度も日本よりましではあるけどそれほど高くないという調査もあります。ただ、物事が変わっていくスピード感は羨ましく感じる部分です。日本の25年先を考えたときに、何が変わっているのかボクには想像することができません。就職活動の大学生は真っ黒いスーツ着て結果に一喜一憂するだろうし、建築の世界でいえば飲食店の「ウエスタンドア」なんかも依然として必要なんだろうな。(笑)まぁ2国を比較してみると徴兵制度がないってことで生まれ変わったらどっちの国?みたいな2択なら間違いなく日本を選びますよ。

で、冒頭のバタフライの話です。ボクのへたくそなバタフライはあまり進まない割に水しぶきと波がひどいんです。なので人がプールにいないときにと思い、まだ暗い早朝に決行しようとオープンと同時にいったのですがそれでも十数の人が既に泳いでました。そこに幸運にもスコールがやってきて、そのままだとプールサイドに置いてある服などが濡れてしまうので一瞬ですがプールが無人となる時間がありました。かくして目的は無事に達成することができました。誰にも迷惑かけずにね。