昏夢のなかで

この1冊

2019.05.08

GW10連休は正直「勘弁してくださいよぉ」的な気持ちになった。雪が解けて日も長くなり、さあこれからという時だけに。でもマスコミは大騒ぎしているし、改元のお祝いムードも重なったりして世の中完全なお休みモード。そんな中、出社して仕事をしている弊社のスタッフは大手の社員と自分を比べてみじめな思いをしているのだろうか?確かめてはいない。工務店で10連休できる人たちはよっぽど仕事がないか、よっぽど儲かっているかそのどちらかだろう。幸か不幸かウチはそのどちらでもない。スタッフには違うかたちで日々の努力を報いてあげたいと思う。

GW前半は仕事をしてボクは後半に4連休した。小樽に半日帰っただけで特にどこにも行かなかったが新聞の書評で「完全版 宗教なき時代を生きるために オウム事件と生きる意味」森岡正博著が目にとまった。今すぐ読みたい。ネットで在庫を確認すると旭川のコーチャンフォーには在庫があることになっている。北海道ではマイナーな新聞の書評ではあるが同じ考えを持っている人がいるかもしれないと書店へ急いだ。幸運にも1冊だけ在庫があった。リビングで読んでいると妻がむやみやたらに話しかけてきて読書を妨害してくる。話はすぐ終わると思い本から目を離さずにいるが話は延々と続く。そのために良く理解しないままにページだけが進むという状況に陥ってしまう。何故だ?ボクは妻が本を読んでいるときには決して邪魔しないのに。そういえばお客様に中ででどんなに小さくてもいいから書斎がほしいという人は結構な確率で存在する。それはこういう理由なのかな。我が家には書斎がないので今は使われていない息子の部屋に避難して引き込まれるように一気に読んだ。
宗教の話なんかは家族や仲の良い友達ともなかなかできるものではない。ボク自身無宗教であるが信仰がないわけではない。そんな特異?な考え方の自分の前に話しが合って、尊敬できる頭の良い先輩が現れたような読後感だった。万人受けする内容ではないので買ってまで読むことをお薦めはしない。しかし、オウム幹部の死刑が執行された今、何故あのようなことが起こったのか一つの答えにたどりつけるはずだ。そしてそれは世界各地で発生する無差別テロが起こる理由ともつながっていると思う。読書は旅をすることと同じだという人がいる。自分もそう考える一人。とても良い旅だった。